くだらない人間が語る幸せになる方法

くだらない人間が語る幸せになる方法

無理解に多用される引き寄せの法則

私がこのブログで語ろうと思っているのは「インナーチャイルドの癒し」など
と言われるものである。

インナーチャイルド、内なる子供。これはスピリチュアル分野の専門用語ではない。もっともハイアーセルフの話までいけばスピリチュアル色が強くなるものだが、嫌いならハイアーセルフなどは考えなくても問題ない。スピ系嫌いの人にも有用な、人にとって根本的な方法なのだ。

インナーチャイルドの話の前に、引き寄せの法則というものについて少し話そうと思う。

引き寄せの法則として紹介されている方法のほとんどは、良い方法ではないように思う。

例えばこのような
・嫌なことがあっても、「ラッキー」「ついてる」を口癖のように唱えよ。怒ったり、愚痴や批判を言ってはいけない
というもの。

嫌なことがあっても、ラッキーなどと思うとか、怒らないというのは、
ここで便宜上「魂(たましい)」とでも言っておくが、この魂の奥底からそう思えるのならば良いかもしれない。
しかし実際にはそれは無理な事なのだ。
これは人間が、自分が嫌な状況では真の力を発揮できない生き物だからだ。

こういうことをしていると、良いことを引き寄せるのではなく、人の脳の奥底にあるかのような魂は「自分はそういう嫌なことをされてもいい人間なんだ」と学習してしまう。

嫌なことがあって当然なのだと魂に刻み込んでしまうのだ。

ここで引き寄せの法則が動くとすると、逆に嫌なことを引き寄せてしまう。
人にされて嫌なことなどは、怒った方がよい。無論、人間関係を保ちたいなら加減はした方がいいだろうが…(怒っているんだと伝わるだけでも充分な場合は多い。)

引き寄せの法則を有効的に働かせるには、自己のベースが整っている=インナーチャイルドが癒されている=自分は幸せになるべく存在であると魂の奥底から確信している、という事がまず必要と言える。

また、前の記事でも触れたが、インナーチャイルドを癒すと心が満たされ、かりそめのもので心や欲を満たそうとする必要がなくなる。

そうなると、引き寄せの法則の、失敗ケースとなるような、本来欲しいものでは無いものを望むということもなくなってくる。

また、インナーチャイルドを癒すと、引き寄せの法則などでわざわざあれこれ望まなくても、自然と自分が幸せな状態を引き寄せているといえる状況になる。